在宅診療とは
在宅診療とは、ご自宅や施設などのお住まいで医療を行うことです。医師が定期的に伺う「訪問診療」と、体調の悪い患者さまの求めに応じて伺う「往診」とがあります。
訪問診療
体調の保持・改善のために、定期的に訪問し医療を行います。
訪問の頻度はそれぞれの状態により異なりますが、1ヶ月に1~2回です。
例)高血圧、高脂血症、腰痛、関節痛など「いつもの体調」の診療
往診
急な体調不良の際に、患者さまやご家族の求めに応じて臨時で訪問し、医療を行います。
例)発熱や咳、痛みの悪化など「思いがけない体調不良」の診療
在宅医療は「訪問診療」と「往診」を組み合わせ、ご自宅での療養を支えて参ります。
ケアマネジャーや訪問看護、訪問介護、訪問リハビリなどの医療・介護サービスと連携し、ケアいたします。
在宅医療を利用しながら、病院での専門的な治療や検査を受けることもできます。入院が必要になった場合には地域の病院と連絡を取り合い、入院先の継続した治療をご案内をいたします。
在宅医療は、「疾病や傷病のため、お一人で通院が困難だと思う方」ならどなたでもご利用頂けます
- 入院や通院が難しいと思われる方
- 入院ではなく在宅での療養を受けたい方
- 認知症や寝たきりの方
- がん末期、神経難病、重度の障がいがある方
- 胃ろうや尿道カテーテルなど使用している方
- 怪我や様々な理由で身体が不自由な方
- 退院後も医療が必要な方
など、お気軽にご相談ください。
電話:03-6432-6070
診療が始まるまでの流れ
- お問い合わせご自宅に帰りたい、訪問診療を始めたいと思ったら、どうぞいつでもご連絡ください。分からないこと、ご心配なことなど何でもお気軽にお問い合わせ下さい。
電話:03-6432-6070 - ご相談ご自宅などのお住まいや入院中の病院など、ご指定の場所へ専門のスタッフや医師がお伺いし、ご要望をお伺いいたします。また訪問診療のご説明、医療保険・介護保険のご案内をいたします。ご自宅でしたいこと、在宅医療で希望すること、医療費のことなど、なんでもご相談下さい。
電話:03-6432-6070 - 初回訪問日の調整患者さまやご家族のご要望に合わせ、初回訪問日を計画いたします。必要に応じ、ケアマネジャーや介護サービスへの連携をいたします。
- 訪問診療の開始体調やご要望により、訪問診療の予定を適宜調整しながら拝見いたします。
緊急時には、専用電話回線にて24時間365日、ご相談可能です。
在宅医療でできること
- 高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病のケア
- 点滴
- 中心静脈栄養
- 経管栄養(胃瘻、経鼻胃管など)
- 酸素投与
- 尿道カテーテル
- 眼科処置 ≫ 眼科在宅診療はこちら
- 予防接種(公費助成可)
- その他
痰吸引、気管カニューレ管理、人工呼吸器管理、ストーマ管理、血糖自己測定、痔に対する治療、床ずれ処置、傷(おでき、巻き爪)の処置、腹腔穿刺、腹腔カテーテルなど - 血液検査
- 尿検査
- インフルエンザ検査
レントゲン検査、CT検査、MRI検査、胃・大腸内視鏡検査が必要な場合には、連携病院の受診をご案内いたします。
在宅医療の医療費制度
費用の基本的な仕組み
大きく6種類に分かれます。
医療保険による支払いが可能な費用項目(上限額あり)
- 訪問診療:定期的に訪問した場合の診療費
- 往診:患者様からの要望に応じて訪問した診療費
- 訪問看護:看護師が訪問した際の費用
- 薬、検査、その他の費用
状況に応じて支払いが必要な項目
- 包帯・ガーゼなどの材料費
- 介護保険サービスの費用
1. 訪問診療:定期的に訪問した場合の診療費
一般的な負担事例
1ヶ月に2回、自宅で訪問診療を受けた場合
基本料金
在宅患者
訪問診療料
× 2回
+
訪問診療料
在宅医学
総合管理料
総合管理料
上記の基本額に検査、処置、注射、お薬などの費用がかかります。
当院は在宅療養支援診療所です。『在宅時医学総合管理料』はお住まいが自宅か施設によって異なります。
2. 往診:患者様からの求めに応じて臨時で訪問した場合の診療費
- 往診の際にかかるお薬・検査・処置・注射は別途費用が必要です。
- 緊急、夜間、深夜の往診には加算がつきます。
- 往診に要した交通費は頂きません。
3. 訪問看護:看護師が訪問した際の費用
訪問看護は「医療保険」と「介護保険」のいずれかを利用して提供することとなります。訪問看護ステーションのご案内をご参照ください。
診療時間表
訪問診療 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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9:00~17:00 | ○ | ○ | ○ | ― | ○ | ● | ― |
訪問可能エリア
世田谷、渋谷、目黒、杉並など